こんにちは、龍です
今日も高橋ダンさんの動画をヒントに投資銘柄の分析や、自分なりの戦略を共有したいと思います
個人的な備忘録と共に、ダンさん自身の取ったポジション、利確、損切りをしたポジションを整理する意味でも書き留めていきます
5月3日の動画
①三井物産(8031)決算と相場分析
今回は三井物産の決算発表と銘柄の分析です
初めに今回ダンさんは三井物産を「買い」と判断されています
それでは動画内容とともに銘柄も詳しく見ていきましょう
8031 三井物産
(すでにご存知の方は読み飛ばしてください)
三井物産はご存知の通り日本を代表する大手商社の一つです
特に商社の中でも鉄鉱石や原油などのコモディティに強み(会社四季報より)を持っているので、ここ最近の鉄および原油の値上がりにも反応しているものと思われます
今回、決算の大幅上方修正並びに、来季の強気予測を発表しましたので、投資すべきかどうかここを判断していきたいと思います
会社情報は下記リンクよりご参照ください
それにしても三井物産て、場中に決算発表するんですね…それが意外でした
てか早く言ってよ〜 エントリーしたのに…
テクニカル分析
ダンさんのテクニカル分析では、以下の条件よりロングでのエントリーチャンスと判断しています
- MACDの上昇トレンド転換
- RSI50以上の強気モメンタム
- ボリンジャーバンドのスクイーズ?とも取れる狭い動き
また、ポジション状況分析では以下の如くです
- 空売り比率は若干高く、買い戻しの可能性あり
- コモディティとの相関が高く、連れ高になる可能性(特に鉄・銅)
決算だけでなくテクニカル上もロングでのエントリーチャンスという分析結果でした
ファンダメンタルズ分析(決算分析)
ダンさんのファンダメンタルズ分析では、以下の条件よりロングでのエントリーチャンスと判断しています
- 今回の決算と22年3月期見通し
- 3000万株の自社株買い発表
- コロナ収束
- 世界中にビジネス展開している
- PBR :0.48
まず21年3月期決算は売上その他各種利益が市場予想を大幅に上回りました
EPS=199.3円(市場予想:160.9円より20%以上上方)
さらに22年3月期決算の純利益予測は市場コンセンサス4496億円に対し4600億円とかなりの強気見通しです
その上、同日に3000万株を上限とする自社株買いの発表もあり、好感される可能性が高いです
→詳細はこちら
更なるポイントとして、「コロナ収束」をあげています
確かにワクチンの接種状況や変異株の問題など、いくつかの問題点はありますがいずれ収束するのは間違いないなく、そうなれば経済回復とともに、コモディティサイクルの波が来ることが予想されますので、鉄鉱の分野で強い三井物産が引き続き強い動きを見せるのではないかと予測しています
また、三井物産は当然ながら世界中で展開していますので日本のワクチン接種遅れの業績への影響は限定的です
PBRに関しては四季報を見ると実績PBR0.91となっておりますので若干この数字は疑問ですが、いずれにしても割安と判断される1を下回っていますので問題ないかと思います
この動画の結論
今回は長期・短期双方の投資戦略
コモディティサイクルは始まったばかりと判断しており、この流れは過去の分析からも数年は続くと分析
双方のポートフォリオに組み入れるべきとの考えでした
ただ、ゴールデンウイーク明け急騰することが予想されるので、短期戦略ではいきなり全力で突っ込むのではなく、徐々にエントリーしていくことをお勧めされています
長期投資 ポートフォリオに組み込むことをお勧め
短期投資 少しずつエントリー・全ツッパしない
分析
私なりの分析は以下の通りです
今回はダンさんの意見に賛同し、「買い」と判断します
上記8031三井物産のチャートを見てみますと、過去20年以上続いていた白いチャネルラインを上抜けたと考えています
ダンさんだけでなくバフェット太郎さんも仰るコモディティサイクルが始まったと私も考えていますので、ここがロングのエントリーポイントとして良いポイントかなと思います
ここで抑えるべきポイントとしては、上記チャートにおける2006年からリーマンショック前までのサイクルと同様の動きを見せる可能性がある事です
この時もサイクルに乗って白いチャネルラインを突破しましたが、リーマンショックとともに戻ってきてしまいました
今回も同様の動きをするとすれば、現時点の価格の1.5~2倍くらいの株価が期待できるかもしれませんが、コモディティサイクルの終焉、もしくはリーマンショックのようなきっかけで急落する事も念頭に置かれる事をお勧めします
私は短期・長期ともに三井物産にエントリーします
※投資の最終判断はご自身でお願いします
②バークシャーハサウェイ 決算発表
今日はダンさんはバークシャーハサウェイの決算分析も行っています
動画内では個人的なウォーレン・バフェット氏へのコメントや株主総会でのコメントが多く紹介され、それに対するダンさんの感想に時間が割かれていましたので、その部分は割愛させていただきます
ぜひダンさんの動画をご覧ください
バークシャー・ハサウェイ(BRK.A/BRK.B)
バークシャー・ハサウェイは元々綿紡織を中身とする繊維業を営んでいましたが、ウェーレン・バフェット氏が多数の株式を取得し、その後現在の投資ファンドとしての割合を増やしていきます
現在は繊維業は完全に閉業し、社名はそのままに投資ファンドとしてのポジションを確立しました
投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェット氏と、副会長のチャーリー・マンガー氏による超長期投資スタイルを貫き、歴史的にS&P500種指数やダウ工業平均株価を大きくアウトパフォームしてきました
日本でもウォーレンバフェット氏を知らない投資家はいない程の超有名人ですし、私も当人に関する多くの書籍を読み、インスピレーションを受けています
最近はフィンテックによる市場環境の変化、アルゴリズムの台頭などにより指数を大きくアウトパフォームする事は難しくなってきておりますが、依然として主力株を30年以上握る握力と、ファンダメンタル分析のみの投資スタイル(本当かな?笑)、そして巨額のキャピタルゲインを生み出していながら質素な生活スタイルを貫く等、その投資スタイルと人間像が好きだと言う方は多いのではないでしょうか
「道」を好む日本人にも大変ウケが良い方かなとも感じています
詳しくは下記リンクをご覧ください
銘柄分析
ダンさんは以下のテクニカル分析より、エントリーはしないと判断しています
- この銘柄はS&P500種指数との相関が高く、パフォーマンスに差がない
今までMACD等の細かいテクニカル分析を行なってきたダンさんなので意外でしたが、この一点のみでした
確かに、個別銘柄を分析した結果S&P500種指数と変わらないのであれば、そちらを投資している方が時間効率も良いというのは同意です
ファンダメンタルズ分析は以下の通りです
- PER:27.83(バリュー株ではない)
- PBR:1.4(バリュー株)
- PSR:1.7(バリュー株)
ファンダメンタルズ分析的には、各指標に対し特に何かコメントすることはありませんでした
この動画の結論
✔️長期戦略として
上記相関関係から、長期ポートフォリオに組み込む理由はない
✔️短期戦略として
特に言及はありませんでした
長期投資でも上記のようなコメントでしたので、短期投資もS&Pに投資するようなもの=エントリーしなくて良い
と言うことだと思います
いずれも、「ウォーレン・バフェット」というブランドに引かれて投資するのではなく、大切なお金を投資するには客観的に分析しましょうと言うことでした
結論
「長期戦略・短期戦略ともにエントリーはなし」
分析
私なりの分析は以下の通りです
BRK.Bの日足チャートです(BRK.Aは43万ドルを超えており現実的ではないのでB種で分析します
現在、コロナ後から形成された上向きのチャネルラインを形成しながら株価の上昇を続けているようなイメージを持っています
そして、このチャネルラインが正しければ直近で天井を形成する可能性もあるのではないかと考えています
もちろんアメリカを代表するハイテク株のように天井知らずでチャネルラインなど関係なく上がっていく銘柄もありますので、何とも言えませんがファンダメンタルズ分析でも記載した通り、この銘柄は投資ファンドでありながらもバリュー株的な位置付けなのではないかと考えます
したがって、ハイテク株のような値動きはせず、ここで一旦上値を抑えられるかなと分析しております
ただ、絶好調のアメリカ市場、どうなるかわかりませんのでショートを仕掛けるかというと、それは私には勇気がありません
もっと明確に売り叩かれるようなチャート形状が示されれば、売りで入っていこうと思います
今は静観!
※投資の最終判断はご自身でお願いいたします
まとめ
本日のダンさん動画のまとめは以上です
現時点でダンさんのポジション(4月30日をスタートとしています)
短期投資:(ETF)IWM
(FX)EURUSD・AUDUSD・GBPUSDのショート
(暗号資産)DASH・OMG・ZEC・CHZ・XTZ・ATOM ロング
ETH ショート
(株)三井物産
長期投資:(暗号資産)BTC
(貴金属)金・銀・プラチナ
短期投資:三井物産
長期投資:(暗号資産)BTC・LTC
(貴金属) 金・銀・プラチナ
(株)三井物産・日本製鉄
この記事が参考になれば幸いです
ではまた