高橋ダンさんまとめ

ダンさん動画まとめ(5月4日)

こんにちは、龍です

今日も高橋ダンさんの動画をヒントに投資銘柄の分析や、自分なりの戦略を共有したいと思います

個人的な備忘録と共に、ダンさん自身の取ったポジション、利確、損切りをしたポジションを整理する意味でも書き留めていきます

5月4日の動画

①Apple決算発表!

https://www.youtube.com/watch?v=cFv21l6un7g

次はGAFAMの一角、Appleが決算発表しましたので、銘柄と発表内容の分析を行います
Appleは直近株式分割を実施した為、さらに個人投資家が参入しやすい株価となりました

どのような発表内容だったのか見てみたいと思います

Apple 決算発表

(すでにご存知の方は読み飛ばしてください)
Appleは現在時価総額世界1位の名実ともに世界を代表するハイテク企業です
以前はPC(Mac)の売上を柱とする企業でしたが、ご存知iPhoneのリリースにより、売上の柱をモバイルデバイスに変化させると共に、世界にイノベーションをもたらした企業といえます

現在はiPhoneを中心にiPadやApple Watch、その他様々なウェアラブルデバイスをリリースしています

さらに直近ではサブスクリプション形式を採用したサービス提供を行なっており、定期収入としてその売り上げ割合を増加させています

さて、今回の決算の主な内容は下記の通りです

主な決算内容
  • 1〜3月期売上:896億$(過去最高)前年同期比54パーセントUP(予測:774億$)
  • 1〜3月期EPS:1.40ドル(予測:0.99$)
  • 配当を7%UP
  • 900億ドルの自社株買い

これは決算発表としては100点満点であり、ダンさんの15年間における経験でも、株価が上がる要素しかないとの事でした
また、詳しく見るとどのプロダクトもバランスよく売り上げが向上しており、本当に理想的な決算発表でした

ただし、ダンさんはいくつかの懸念点があるとして、その懸念と共に決算発表後の株価下落要因を探っています

銘柄分析

理想的な決算発表にもかかわらず株価下落した要因、そしてダンさんが分析する懸念点の一つは以下の通りです

コロナ禍からの急激な経済回復に伴う半導体不足

コロナ禍で経済の急激な冷え込みを予測した半導体関連企業は生産調整を行いました
しかし、ご存知の通り各国政府の経済政策などにより急激に経済が回復した結果、著しい半導体不足に陥っています

その結果、Appleが自社開発した「M1』チップ搭載のMacは出荷予定が5月後半にずれ込む予定になるなどの売り上げに影響を及ぼす懸念が出てきました
その間の競合他社による代替供給も脅威となっています

しかし、ダンさんは今回株価下落した要因はこれだけではないと分析しています

Appleに対する過剰な期待

アナリストの予測は上回ったものの、個人投資家も含めた市場全体のAppleに対する期待が大きすぎ、更なる業績を期待していた部分があったと予測しています

ここからチャートでのテクニカル分析を示します
ダンさんは以下のテクニカル分析よりエントリーはしないと判断しています

テクニカル要因
  • ボリンジャーバンド範囲内における下落余地
  • MACDのデッドクロス
  • 三角持ち合い天井付近での売り
  • 三尊天井の出現
  • RSIが下落トレンドを示している
  • 空売り比率が平均的
  • インプライドボラティリティ・オプションの状況

また、ファンダメンタルズ分析では以下の如くで、テクニカルと同様にエントリーはしないと判断しています

ファンダメンタルズ要因
  • PER:29.61
  • PBR:約31
  • PSR:6

グロース株としての評価であればそこまで割高ではないですが、通常のファンダメンタルズ分析としてみるとPER、PBR共に少し割高ですね…

この動画の結論

長期投資戦略

既にApple株は何年もかけて上がっており、投資すべきではない
次のAppleを探すべき

短期投資戦略

現在のチャートから見るとロングでのエントリーは避けるべきだが、空売りするかと言うとそうでもない
今回は空売りでの値下がりではなく、ロングの利益確定の流れである
出来高を確認すると売り圧力が強いわけではない

長期・短期どちらも「Do Nothing」

私の分析

私なりの分析は以下の通りです


私もダンさんと同様、「Appleには手を出さない」と考えています

上記チャートはAppleの週足チャートを縦軸対数で表示しています
ここ数年の急激な上昇により、通常の価格を縦軸にしたチャート分析があまり効かないのではないかと考えた結果対数での分析といたしました

これを見ると、リーマンショック以降水色の上昇チャネルラインに沿って動いているように見えます
上限のラインはここ最近の高値に据えていますので根拠に乏しい事は理解していますが、チャネルの中値がよく効いているので、このチャネルでの判断といたしました

前述のように現在上記チャネルラインの天井付近である事
そして、ここ10年は、2〜3年に一度赤色の200週移動平均線にタッチしています
2018年末にタッチして以降、直近2年半は上記SMAにタッチしていませんので、そのポイントまでロングは待ちたいと思います
一方でチャネル上限に張り付きながら価格を上昇させていく可能性も十分考えられるので、ここはショートでのエントリーも控えます

以上の結果から、私も「Do Nothing」といたします

※投資の最終判断はご自身でお願いします

②ANA(9202)決算発表

https://youtu.be/H998Oom-J-M

今回はANA株の決算発表と銘柄分析です

このコロナ禍で最も打撃を受けたと言っても過言ではない航空株ですが、ダンさんはYouTubeを始めた直後からアメリカ航空株ETF「JETS」のロングを勧めるなど、航空関連株に対して自身の分析に自信を持たれています

アメリカ航空株だけでなく日本国内の航空株に関してどのような見解を持っているのか、動画内容をまとめていきたいと思います

ANA (9202)決算発表

(すでにご存知の方は読み飛ばしてください)
今回ANA(9202)は来季見通しについて驚きの発表をしました(今年度の赤字は誰もが知るところ)
なんと、来季は赤字を解消して黒字転換するというものです
これは市場アナリストの予想を遥かに上回る予想であり、いわゆる「黒転」銘柄として俄然注目されております

今回の決算の主な内容は下記の通りです

主な決算内容
  • 22年3月期280億円の黒字見通し(アナリスト予想936億円赤字に対して)
  • コロナ収束後の世界期待
  • 今年の年末復帰予測…2021年末に国内線がコロナ前水準復帰、2023年末に23年末にコロナ前に到達すると見込んでいる

この見通しは「大丈夫か?」とも取れる分析ですが、ダンさん的には決して楽観的すぎる見通しではなく、到達可能な数字と見ているようです

銘柄分析

ここからチャートでのテクニカル分析を示します
チャートは決算発表直前までの状況ですのでまた状況が変わるかもしれませんが、現時点での分析とします
ダンさんは以下のテクニカル分析より「買い」でのエントリーの方針としています

テクニカル要因
  • 緊急事態宣言宣言時のタイミングでのギャップアップ
  • MACDのゴールデンクロス
  • RSI50オーバーの強気モメンタム
  • ボリンジャーバンド幅の拡大と範囲内での推移
  • 空売り比率は低く、買い戻しによる上昇は期待できない

また、ファンダメンタルズ分析では以下の如くで、テクニカルと同様にエントリーはしないと判断しています

ファンダメンタルズ要因
  • 来季への期待(今季最大幅の赤字→来季の黒字回復予想)
  • 経年機32退役、20機導入予定でも黒字予想

この動画の結論

長期投資戦略

以前よりアメリカ、日本それぞれの航空株を勧めていたがその中でも最も過小評価されているのはANA
チャート上200日SMAを突破したばかり(JALやJETS ETFと比べて回復が遅れている

長期で「買いエントリー」

私の分析

私なりの分析は以下の通りです

こちらはANAの週足です

2002年からの分析ですが、ANA株は概ね2100円から4800円くらいの長期レンジを組んでいるように思います
現在は黄色の下降チャネルを形成しながら3回ほどレンジ下限をタッチし、さらに3回目のタッチでは逆三尊を形成しているようにも思います
下降チャネルの中ではありますが、すでに下限をタッチした事に加え、ファンダメンタル要素の来季黒字予測を背景にここから上がっていくのではないかと判断いたしました

したがって、私もANAは長期で「買い」と判断します

※投資の最終判断はご自身でお願いします

まとめ

本日のダンさん動画のまとめは以上です

現時点でダンさんのポジション(4月30日をスタートとしています)

ダンさんポジション

短期投資:(ETF)IWM
     (FX)EURUSD・AUDUSD・GBPUSDのショート
     (暗号資産)DASH・OMG・ZEC・CHZ・XTZ・ATOM ロング
ETH ショート
     (株)三井物産

長期投資:(暗号資産)BTC
     (貴金属)金・銀・プラチナ
     (株)ANA

私のポジション

短期投資:三井物産

長期投資:(暗号資産)BTC・LTC
     (貴金属) 金・銀・プラチナ
     (株)三井物産・日本製鉄・ANA
※AAPLは200週移動平均線タッチまで待機

この記事が参考になれば幸いです

ではまた