〜シャープレシオに基づいたモメンタム投資法〜
こんばんは。
さて、先日投稿した「シャープレシオ投資法」について、続きを書いていきたいと思います。
先日の投稿では具体的な話題には触れませんでしたが、今回は私の行っている具体的な手法を紹介します。
人によっては「紹介するに値しないでしょ」って思われるかもしれません。
その際は読み飛ばしてください。
あくまで個人的な方法という事でご容赦を。
私は高橋ダンさんの動画を継続的に視聴してきましたが、ダンさんの紹介する銘柄に全て投資しようとすると、かなり大きな金額が必要だな~と実感するとともに、その様な規模のお金は持っていませんでした。
(今も持っていません)
ただ、少しでもダンさんから学びを得て自分のものにしたいと思っていたところ、継続的に動画で「シャープレシオ」を紹介されていた事から、それに注目する事といたしました。
ダンさんご執筆の「お金の増やし方」でも82Pから86Pにかけてシャープレシオを詳細に紹介されています。
特に83ページに記載の、GLD、SPY、EFA、そしてTLTの4つのETFを3ヶ月間ローテーションする戦略による結果を見て「これはやってみたい!」と実践する事にしたのです。
- 4つのEFTを、シャープレシオを基準にローテーションする。
- 4つのETFはSPY・EFA・GLD・TLT。
- 3ヶ月間で一番高いシャープレシオの商品にローテーションする。
- SPY・EFA・GLDがいずれも150日移動平均線を下回った場合、TLTにローテーションする。
- その結果、3ヶ月毎にローテーションすることで、年利20%を超えるパフォーマンスを得られることができた。
- この数字は2005〜2015年の10年間であり、リーマンショックを含んでいる相場での実績である。
本文献はコチラ↓
ただ、色々と調べたもののETFの3ヶ月シャープレシオを算出しているサイトがなかなか見つかりません。
しかも、文献に書いてある事をそのまま真似してもつまらないな~とも思いました。
そこで、私はあえて「投資信託」に注目いたしました。
「マネックス証券」の公式サイトから投資信託をクリックするとマネックスが取り扱っている投資信託のシャープレシオが3ヶ月間隔まで表示されています。
私はこれを利用しようと思いました。
以下に詳細を紹介します。
投資対象となるファンド(投資信託)の探し方
①マネックス証券のサイトから「投資信託」をクリック(ログインしてなくてもOK)
https://mst.monex.co.jp/pc/servlet/ITS/fund/FundTopGST
②ページ中央部の「ファンドを探す」をクリック
③少し下にある「条件を指定して検索」をクリック
https://fund.monex.co.jp/search
④開いたページの右下にある「詳細条件を追加する」をクリック
⑤純資産額500億以上を指定(シャープレシオの信頼性を向上させるため)
⑥トータルリターンはお好きな数値を指定(私は5%以上を指定しています)
⑦最後にシャープレシオを指定
ここは一番重要な数値なので、その月によって変わります。
シャープレシオの設定次第で該当ファンド数が減りますので、大体15件くらいまで絞り込める様、シャープレシオの最低ラインを高める調整を私は行っています。
※⑥⑦の期間はいずれも「3ヶ月を選定」
すると該当ファンドが列挙されますので、「該当ファンド ○本」の表示下部の「パフォーマンス」タブをクリックし、トータルリターンを降順に並べ替えた後、最後にシャープレシオの降順に並べ替えます。
結果、3ヶ月間のシャープレシオが高く、かつリターンの高いものが表示されます。
投資対象だけでなく、時間も分散する
私は分散投資の観点から、このアセットに投資する資産を9分割しました。
まず最初に分散投資のため、1ヶ月に投資できるファンドは3つに絞ります。
上記並べ替えを行うと、同じ様な投資先で会社が違うと言ったファンドや、シャープレシオは高いけどトータルリターンは低い国際の様なものもありますので、そこはさじ加減で選択しています。
さらに私は時間の分散も行っています。
3ヶ月をどこで区切るかによってシャープレシオも変わってきますので、毎月投資できる様分割します。
都合9つに分割するというわけですね。
ルールをまとめると、
①月3つまでファンドに投資
②時間も分散する
③会社が違うだけで同じ様な投資先ファンドは選ばない
④トータルリターンとシャープレシオのバランスも考慮
(例:リターンが5%でシャープレシオ3、リターンが10%でシャープレシオ2.99なら後者を選ぶ)
⑤ ①~③で分散しているので、ファンドそのものが分散投資のものは避ける
(例:全世界株やアジア全体への投資ファンドは避ける。インドだけ、自動運転だけ、などはOK)
まとめ
この方法で現在13%ほどの年利を実現できています。
もちろん今年は株式市場が好調でS&P500のホールドだけで15%近くの年利となっていますので、
この年利が本当に優秀な投資法からくる実績なのかはまだわからず、もっと長期の検討が必要です。
ただ、実際大きなボラもなく継続的に上昇してくれている事から、
メンタル的にも非常に安定しており、これを続けていきたいと思っています。
投資信託というと、銀行からの搾取商品とか、長期でしか保有できないイメージがありますが、
あえてこの様な手法をとってみるのも良いかなと思います。
以上長文となってしまいましたが、参照いただけましたら幸いです。