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『10月第3週の振り返りと反省』経済指標・決算・為替

こんばんは。りゅうやんです。

さて、今週の市場を今日も振り返っていきたいと思います。

主な指数の週足変動とテクニカル面の変化

今週の主な指数推移
  • 指数                  終値               前週比             騰落率
  • NYダウ      35302    +567$    +1.63%
  • S&P500            4474.3    +83.7             +1.91%
  • NASDAQ             14897.34  +317.8           +2.18%
  • CME225先物   29068    +1019.84       +3.64%
  • FTSE100(英)        7237.8           +150              +2.12%
  • DAX(独)               115587.36    +124.64        +0.80%
  • BTC          61500            +6800           +12.44%(未確定)

主なテクニカル指標

  • NYダウ 20週SMA上抜け MACD下向き
  • S&P500 特に変化無し MACD下向き以外はどの指標も強い位置関係
  • NASDAQ 20週SMA上抜け MACD下向き
  • CME225先物 週足での包み足完成 20週SMA上抜け 一目均衡表の雲で跳ね返される
  • FTSE100 直近高値更新
  • DAX     一目均衡表 転換線が基準線下抜け
  • BTC             一目均衡表 転換線上抜け、遅行スパン上抜け:三役好転 円建てにてATH達成

注目の経済指標と結果

今週の主な経済指標振り返り(右記は結果/予測数字)

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10/13  米 消費者物価指数        前年比+5.4%/+5.3%
10/13 米 FOMC議事録公表(9月開催分)
10/15  米 小売売上高    前月比+0.7%/-0.1%

振り返り

FOMC議事要旨は予想通りの結果から安心感が広がりリスクオンへ。

消費者物価指数は予測をさらに上回る結果となりインフレ懸念がさらに広がるも週間では大きな影響になりませんでした。

相場は折込済の可能性も。

米国の小売売上高はマイナスの予測に反してプラスの結果となり非常に強い結果となりました。

インフレ懸念はあるものの、良好な景気指数を背景に15日もしっかり上昇、金利上昇の影響を受けて主要3指数の中ではダウ30種平均が最も上昇する結果となりました。

米国決算振り返り

今週の主な米国決算銘柄

2021/10/13 JPM ジェイピー・モルガン・チェース 3Q NYSE
2021/10/13 DAL デルタ航空 3Q NYSE
2021/10/14 BAC バンク・オブ・アメリカ 3Q NYSE
2021/10/14 MS モルガン・スタンレー 3Q NYSE
2021/10/14 WFCウェルズ・ファーゴ 3Q NYSE
2021/10/14 C シティグループ 3Q NYSE
2021/10/15 GS ゴールドマン・サックス

振り返り

大手金融セクター株の決算が多く発表され、総じて予想を上回る結果となりました。

上記好業績を背景に株価も上昇しています。

米国金利上昇に一服感があるのは懸念材料であるものの、長期的にはまだ金利上昇局面でしょうか。

デルタ航空は黒字で着地したものの、原油価格高騰が来季収益に影響が出る懸念を示した事を嫌気され

大幅に下落する結果になっています。

アフターコロナで乗客数の回復は見込まれるものの燃料価格高騰による収益圧迫が懸念材料となっています。

さあこれから!という時に新たな懸念が出てきましたね、、、


為替概況

今週の結果まとめ

  • 銘柄     終値    前週比    騰落率     
  • ドル円    114.202¥  +1.995    +1.78%
  • ユーロドル  1.15990$ +0.00246   +0.21%

ドル円 テクニカル分析変化

主なテクニカル分析項目
  •    値動き 2018年10月以来の高値
  •    RSI 75.88 高値圏
  •    MACD プラス圏でゴールデンクロス達成
  •    ボリンジャーバンド +3σも上抜け 高値圏でのバンドウォーク警戒
  •    出来高 9月以降出来高上向き
  •    一目均衡表 全て上向き 非常に強い状況

ユーロドル テクニカル分析変化

週足:RSI 43近辺

主なテクニカル

      MACD  ゴールデンクロス達成
      ボリンジャーバンド 中央付近

振り返り

円売りが止まらない状況が続いています。

先日記事の中で資源価格高騰の影響を受けてドル円よりも豪ドル円、カナダドル円の方が上昇圧力が強いと書きましたが、むしろ発生点は資源価格→資源国通貨かもしれません。

原油価格の前は天然ガスの価格が暴騰しており、現在の事象はおそらく天然ガス価格が上昇しすぎた為、代替のコモディティとして原油が買われているものと思われます。

中国の電力不足や欧州での風力発電の不安定さ等、世界的な電力不足に加えてここから冬に向かっていく事で
よりエネルギー価格が上昇しています。

そういった中で資源国では無い日本円は売られている状況だと考えています。

もしエネルギー価格の上昇が止まらず日本の貿易赤字が膨らんでいく様な事態となると、より円売りが進み
突然のインフレが日本にもやってくるかもしれません。

環境への配慮は必要ですが、あえてそこは日本の技術力によってエネルギー交換効率が
圧倒的に高い火力発電や水力発電など、
日本ならではの発電技術を開発する事も良いのでは無いかと個人的には考えます。

輸入価格の高騰によるインフレはスタグフレーションを導いてしまう結果になりかねないので、

早急な対策が必要ですね。

主な要人発言

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁

「テーパリングの開始は近い」
「GDP伸び率、21年は5.5%前後・22年が3.5%と予想」
「インフレ動向が大きく変化しない限り、利上げは22年末か23年初頭まで見込まず」

以上こんなところです。

今週もお疲れ様でした。

良い週末をお過ごしください。