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『10月第5週の振り返りと反省』経済指標・決算・為替

こんばんは。

さて、先週の市場を今日も振り返っていきたいと思います。

主な指数の週足変動とテクニカル面の変化

まずは指数の週足変動とそれぞれのチャートを見ていきたいと思います。

※あくまで週足でのテクニカル指標です。日足やそれ以外の短期足で大きな値動きだったとしても、週足で俯瞰してみると「レンジの範囲内」ということが多くありますのでご留意ください。

今週の主な指数推移
  • 指数                  終値               前週比              騰落率 
  • NYダウ               35819.57  +142.54$        +0.40%
  • S&P500             4605.39   +60.48            +1.33%
  • NASDAQ     15498.39        +408.19          +2.70%
  • 日経225     28892.62        +87.84           +0.3%
  • FTSE100(英)        7249.0            +35.2              +0.49%
  • DAX(独)               15688.770      +145.790         +0.94%
  • BTC          61430.43        +520.27          +0.85%(未確定)  

主なテクニカル指標

各指標・オシレーターの状況です。

皆様のフォローされている指標のご参考になれば。

NYダウ週足
特記事項最高値突破
現在20週EMAがサポートに
MACD下向きもゴールデンクロス間近
RSIダイバージェンス発生中
ボリンジャースクイーズ中
2σ上限付近
一目均衡表一目均衡表は三役好転状態キープ
乖離率200週SMAから約29%乖離  

S&P500週足
特記事項こちらも最高値突破
現在20週EMAがサポートに
MACDまもなくゴールデンクロス
RSI高値止まり
ボリンジャー少しスクイーズ・+2σ付近
一目均衡表三役好転状態キープ
乖離率100週SMAからの乖離率26.43%

NASDAQ週足
特記事項最高値更新
MACDマイナス
RSI2020年2月からダイバージェンス発生中
ボリンジャースクイーズ
2σ上限を突破している状態
一目均衡表三役好転状態キープ
乖離率100週SMAからの乖離率30.56%

日経225週足
特記事項上昇チャネル形成中
下落トレンドラインブレイク→裏タッチ達成
現在方向性決められず・選挙前静観
20週と50週SMAデッドクロス間際
MACD再びデッドクロスもレンジか
RSI51.9方向性決められず
ボリンジャー特に傾向なし
一目均衡表2週前に基準線と転換線が交差
乖離率200週SMAからの乖離率22.25%

TOPIX週足
特記事項6月末に100SMAが200SMAをGCしパーフェクトオーダー
2012年末より上昇チャネル形成
このチャネル上では高値圏
MACDDCとGCを繰り返し・方向性無し
RSI54.03・方向性無し
ボリンジャー8月末のスクイーズ後エクスパンション
一目均衡表三役好転状態キープ
乖離率200週SMAからの乖離率17.29%

マザーズ週足
特記事項上昇チャネルの中で高値からの下落チャネル形成中
各SMAが密集してきている→パワー蓄積中
100SMAと200SMAは8月にGCしたばかり
MACDプラスも方向性無し
RSI50以下だが方向性無し
ボリンジャー特に傾向無し
一目均衡表雲の下限付近・遅行スパン下抜け間際・転換線下方
三役逆転に注意
乖離率200週SMAよりはまだ上・乖離率は小さい

DAX週足
特記事項青い上昇チャネル上抜け?
パーフェクトオーダー形成
週足レベルでは非常に強いチャート形状
MACDマイナス
RSI57で強気モメンタム
ボリンジャー2016年以来の縮小幅でスクイーズ中
どちらか大きく動く可能性あり
一目均衡表10月2週に転換線下抜け
わずかだが三役好転にはならず
乖離率200週SMAから22.85%の乖離
歴史的には高いレベル→注意

FTSE100週足
特記事項まもなく短期SMAが200SMAをGCしそう
出来高が伴っていないので判断難しい
欧州もテーパリングの動向注視
MACDマイナスもGC間際
RSI61.76 強気モメンタム
ボリンジャーものすごいスクイーズ状態
±2σ幅が300Pt弱
一目均衡表三役好転状態キープ(ぎりぎり)
乖離率200SMAの上で推移も乖離率は小さい

東証REIT INDEX週足
特記事項角SMAはパーフェクトオーダー状態
ただし下向きのSMAも出現→注意
20週SMA割り込み
EMAリボンの中を推移・サポートは効いている様子
MACDマイナス圏(今年7月にDC)
RSI52.35一応強気も方向性無し
ボリンジャー特に大きな傾向無し
一目均衡表転換線割り込み
遅行スパンはぎりぎり上値をキープ
乖離率200週SMAからの乖離は11.63%

BTC週足
特記事項最高値更新・各SMAはパーフェクトオーダー
EMAリボンにもきっちりとサポートされ上昇
MACDプラス(8月にGC)
RSI66.07強気モメンタム
ただしダイバージェンスが発生かも?
ボリンジャーバンドウォーク開始か
一目均衡表三役好転(遅行スパンも上抜け)
乖離率200週SMAから264%!

振り返り

引き続き米国主要3指数は強く、それぞれ最高値を更新してきました。

来週にはここ最近でもっとも注目されているFOMCでのテーパリング議案、そして米国雇用統計を直後に控えながらの最高値更新ですので、バイイングクライマックスにも見えますが、どうでしょうか。

なお日本市場に目を移すと、まだチャネルラインの高値付近を推移している事が伺えます。

マザーズは先んじて短期の下落チャネルを形成し、大きな上昇チャネルの中線付近まで値を戻してきています。

もし日本市場の先行指数となっているようであれば注意が必要ですね。

欧州は健全な上昇に見えます。あまり投資してこなかったけど投資妙味あり?

そしてBTCは200週SMAからの乖離が264%ととんでも無いことになっています。

仮想通貨はバブルで暴騰するケースもありますが、チャートを見る限り必ず200週SMAにタッチしています。

現在200週SMAは16,000$付近ですので、この後暴騰したとしても、それに合わせて25,000$近辺まで暴落することも考慮する必要がありますね。

いつ落ちるかはわかりません。

ただいつかは200週SMAにタッチするような下落がある事を念頭に置いておきましょう。

注目の経済指標と結果

今週の主な経済指標振り返り

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各国 政策金利発表!

そして各国GDPにCPI! アメリカではPCEもありました!

振り返り

各国の政策金利はほぼ据え置きとなりましたが、テーパリング議論が渦巻く中で懸念を持ちながらの発表待ちとなりました。

GDPも概ね好調、そしてCPIも各国予想上振れ、テーパリングに向けてまっしぐらと言った印象です。

強いて言えば、海外では新型コロナウイルス感染の再拡大が見られ再度の規制をすべきという話題が出てきました。

規制となると回復してきた景気に冷や水を挿すとともに、そこにテーパリングが重なると大きなショックになる恐れがありますので、改めて注視していきましょう。

現在日本国内での感染が抑えられていること、政局がクライマックスということで世界の話題に敏感になれていない状況があるかと思います。

常に後手後手になる日本の煽りを、少なくとも我々は被らないように動きましょう。


為替概況

今週の結果まとめ

  • 銘柄     終値     前週比    騰落率     
  • ドル円    113.981¥  +0.510    +0.45%
  • ユーロドル  1.15619$ -0.00840    -0.72%

ドル円 テクニカル分析変化

主なテクニカル分析項目
  • 先週の下落から一転、フィボ78.6%までの戻しを達成し再度ドル高方向へ
  • SMA     50週SMAと100週SMAでゴールデンクロス完成
  • RSI     再度70を突破。ダイバージェンスの発生状況を注視
  • MACD    ゴールデンクロス達成  
  • BB       +2σは依然として上回っている状態
  • 出来高    9月以降出来高上向き
           出来高の20週SMAが上向きに転換
  • 一目均衡表  三役好転状態キープ
  • フィボナッチ 78.6%ラインが大きなサポートラインとなる

ユーロドル テクニカル分析変化

主なテクニカル
  • SMA     一旦200SMAにサポートされたものの再度下落
           このラインを割れるとドル高に大きく傾くか   
  • RSI     37まで低下、一気に安値圏へ
  • MACD    マイナス
  • BB       再度ー2σ付近へ・スクイーズの状態となっておりこの後
           大きな変動への懸念
  • 出来高    変化無し   
  • 一目均衡表  ぎりぎり雲の下限いっぱいで止まる
           ここを下抜けで三役逆転・一目均衡表上では下向き

振り返り

9月のコアPCは予想を下回りましたが、高い伸びを示しました。
その結果FRBによる早期利上げ観測も強まり、ドル買いが優勢に。

さらにイギリスに続き利上げの可能性を予測されていたユーロですが、ECB理事会は早期利上げの可能性を否定しました。

その結果ユーロ売りが続き、ユーロドルの下落に繋がっています。

世界が景気回復・インフレに向かっている中で遅れている日本経済を反映し、円は安くなっています。

各国がテーパリングの議論を進めている中で、一向にその気配の見えない日本円は弱いでしょうね、、、

より一層、円から資産を退避させる必要があると思います。

主な要人発言

日銀 黒田総裁
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「国内景気は感染症の影響で引き続き厳しい状況にあるが、基調としては持ち直している」
「海外経済は総じて回復している」
「予想物価上昇率は持ち直している」
「経済見通しのリスク、当面は下振れリスクが大きい」
「必要な時点まで現行政策を継続」
「日本でのインフレ高進リスクは極めて限定的」
「円安の企業収益押上げ効果はより大きくなっている」
「現時点での円安は日本経済にマイナスではない」
「内外金利差拡大は円安をもたらす可能性があるが、現時点でそうなるかははっきりしない」
「現時点でYCCによってさらなる円安にはなりそうにない」
「YCC、海外金利次第でほかの状況が等しければ円安促進」

ECB ラガルド総裁
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「パンデミック緊急購入プログラムは過去数四半期をやや下回るペースで継続」
「債券・国債購入プログラムは月200億ユーロのペースで継続」
「政策金利はインフレ目標達成までは現行もしくはそれよりも低い水準」
「インフレは一段と上昇すると予想・一時的に目標の2%をやや上回る可能性」
「インフレ圧力は2022年中に後退するはず」だが「インフレ高進の時期が予想より長く続く」
「中期的にインフレは目標の2%を下回ると予想」
「パンデミック緊急購入プログラムは2022年3月で終了する予定」

バイデン米大統領
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「経済的枠組みは財政的責任があり、赤字を削減する」
「経済的枠組み合意には、育児費用を支援するための措置が含まれている」
「経済的枠組みは中間層の減税を拡大」

以上こんなところです。

来週も頑張っていきましょう。